2018-08-03 (Fri)
前回、フロントホイールのスポークテンションを測定しました。
測定した値から換算表を使って人力でテンション値を求めることもできますし、
ネットを見てると、自分で変換式を作ってエクセルのシートを作成したりしてる人なんかもいるみたいです。
ポタ郎はどうしようかな(いちいち換算表とにらめっこするのもめんどいよね~(´・ω・`))と思ってたんですが、
ParkTool(パークツール) スポークテンションメーター TM-1 のページ に、
「TM-1の換算表」
と
「スチール製偏平スポークのアプリ」
ってのがありまして、
「TM-1の換算表」は PDF版の換算表ですね、パソコンなんかから換算表が見れます。TM-1 付属のリアルな換算表と(たぶん)同じモノです。
で、注目は、次の「スチール製偏平スポークのアプリ」。
以前からここに何かあるのは気づいてましたが、"スチール製偏平スポーク" ってわざわざ思いっきり限定して書いてあるじゃないですか、なもんだから、
(断面が)丸いスポークはダメなんだ・・・(´・ω・`)
と思ってスルーしてたんですよね、
なんですけど、ある日、なにげなくクリックして開いたら、それが
ホイールテンションアプリ(Wheel Tension App = WTA)
だったんですよ。
この WTA、いい意味で "看板に偽りあり" です、
なんで「スチール製偏平スポークのアプリ」なんていうラベルにしてるんでしょうか?わかりませんが、
実際は、換算表に載ってる全種類のスポークを扱えるのに加えて、Spinergy PBO のやつ(リアルの換算表には "SPO" と書かれてますが、"PBO" が正解??)は リアルの換算表では1種類だけなのに WTA では2種類扱えます。
そしてさらにさらに、スチール製スポークの場合は、(試してませんが)換算表にない太さのスポークに関してもテンションを予測して対応できるようになってるみたいなんですよね。
ちなみに当然ながら、ParkTool スポークテンションメーター TM-1 での測定値専用となってますよ。
取説から何から全部英語なのがポタ郎にはチョイきつかった(^^;;;んですが、
がんばってざっと(ざっとかい)読みました。
ちゃんとわかってる?というツッコミには正直自信ないですが(オイ)
いちおう使えた(と自分では思ってる(^^;;;)ので解説してみますね。
※ポタ郎がわかってる(つもりの)範囲での解説なので、間違ってたらゴメンね m(_ _)m
それじゃさっそく始めますね、
まずは、さっきも出てきましたが
ParkTool スポークテンションメーター TM-1 のページ で「スチール製偏平スポークのアプリ」をクリックすると、

WTA のページ が開きます。

WTA の紹介文をスルー(^^;;;して、WHEEL SETTINGS(ホイール設定)へ。
Material(材質)のところをクリックして

今回はステンレスなので [Steel] を選択すると、
次の項目が出るので

Shape(形状)をクリックし、

丸だから [Round] を選択。
すると Thickeness(太さ)だけになりましたね、

スポークの太さを 2 mm と入力して「UPDATE」をクリックしたら、

いろいろ出ました。
これはさっき入力した、スチール、丸、2mm のスポークに対応する換算表ですね。

そしてさらにこれも。

まだ何も入力してないので "0" が並んでますが、かなりのワクワク感!!
順に見ていきましょう。
Variance(分散、ばらつき)は 5% ~ 20% まであります。後で出てきますが、テンションの平均値からのずれをどこまでOKにするか、という設定です。

ひとまずここは 20% のままにしておきますね。
そしたら次は
[3] LEFT SIDE SPOKES のところ。
TALON 29er 2 は左右16本づつスポークがあるので、
[16] を選択すると、

表がドーンと16行に!!

[3] RIGHT SIDE SPOKES のところも

同様にドーン!!

つづいて、表の TM-1 READING のところに測定した目盛りの値を入力していきますが、
スポークの測定順が、前回ポタ郎がやったのと違ってました・・・
取説 にある動画を見たところ、バルブからスタートするのは同じなんですけど、進行方向がポタ郎がやったのと逆みたいで(´・ω・`)
ホイールの左側は、バルブからスタートして反時計回りに左スポーク(ハブの左側から来てるやつ)を測定し、
ホイールの右側は、同じくバルブからスタートして時計回りに右スポーク(ハブの右側から来てるやつ)を測定
ってな感じになってました。
なので、それに合わせた順番に変更して入力していきますね。
というわけで、
左スポークの1番目の値は 21.2 なので、入力しますが・・・

なんか赤くなっちゃいました、
おまけに、21 か 22 にしろ、とまで(゚Д゚;)

まさか整数じゃないとダメなん??(´・ω・`)
と思ったんですが、
どうやら無問題みたいなんですよ(´▽`)(たぶんね)
実際にやってみましたが、小数点のある数値を入力しても、ちゃんと計算されるみたいです(なんでエラーっぽく反応するのかは不明)。
なので、文句言われても無視してドンドン入力しますね。
あそうそう、入力するときには Enterキーは押さないほうがいいです。押すと、表示の更新で無駄に待たされちゃいますよ。
全部入力したら「UPDATE」をクリックすると、

なんということでしょう、

各スポークのテンションが計算され、右側のグラフにも表示されました。
ちなみに、なぜか表示されてませんが、グラフのてっぺんが1番スポークで、時計回りに2番、3番、・・・と並んでますよ。
あと、ばらつき 20% に設定してたやつの関連の表示(WITHIN 20% LIMIT)も出てますね、
各スポークについて、緑のアイコンと赤のアイコンが出てますが、
赤いアイコンのところは、ばらつきが指定した範囲(今回の場合、平均から±20%以内)を超えてることを表してます。
なお、グラフに触るとちゃんと反応して、どのスポークのテンションがいくらか、ポップアップ表示されます。

芸コマ!!
さらにこちらも計算されてます。

いろいろありますが、この中でも特に使えそうなのが、
TM-1 Reading at 20% Limit(ばらつき許容範囲上限の、TM-1 の目盛り)と
TM-1 Reading at -20% Limit(同 下限の、TM-1 の目盛り)。
計算結果を参考にしてテンションを調整する際に、
TM-1 の目盛りだけ気にしてればいい(わざわざテンション値に変換する必要がない)わけで、超捗りますね(^^)/
最後は保存と印刷です。

細かい説明は省略しますが、ホイールの名前とかリムの型番とか、いろいろ記入する欄があります。
Notes: のところは日付や作業者名を書いたり、ホイールの状態を具体的に書いておくとか、できますね。

で、「SAVE」をクリックしたら保存できますが、保存先は ParkTool.com のサーバーになります。具体的には、
https://www.parktool.com/wta/*****(*****のところは自動生成されます)の url が割り当てられて
そこに保存されるので、この url をメモっておけば、後で開くことができます。

すでに保存されてるものの場合は上書きされます。
※一度保存したものは削除できないっぽいです
「PRINT」は解説不要ですかね、印刷したり、PDFファイルとして保存したり(自前の HDD なんかに)できます。
あと、画像はありませんが、すでに保存されてるときには「SAVE DUPLICATE」のボタンも出てきまして、
「別名で保存」ができます(新たな url が割り当てられてそこへ保存される)。
以上、ひととおり見てきましたが、超便利なアプリですよね、
こんなアプリがタダで使えるなんて、とっても太っ腹スギちゃん!!
振れ取りがもっと楽しくなるかも!?
測定した値から換算表を使って人力でテンション値を求めることもできますし、
ネットを見てると、自分で変換式を作ってエクセルのシートを作成したりしてる人なんかもいるみたいです。
ポタ郎はどうしようかな(いちいち換算表とにらめっこするのもめんどいよね~(´・ω・`))と思ってたんですが、
ParkTool(パークツール) スポークテンションメーター TM-1 のページ に、
「TM-1の換算表」
と
「スチール製偏平スポークのアプリ」
ってのがありまして、
「TM-1の換算表」は PDF版の換算表ですね、パソコンなんかから換算表が見れます。TM-1 付属のリアルな換算表と(たぶん)同じモノです。
で、注目は、次の「スチール製偏平スポークのアプリ」。
以前からここに何かあるのは気づいてましたが、"スチール製偏平スポーク" ってわざわざ思いっきり限定して書いてあるじゃないですか、なもんだから、
(断面が)丸いスポークはダメなんだ・・・(´・ω・`)
と思ってスルーしてたんですよね、
なんですけど、ある日、なにげなくクリックして開いたら、それが
ホイールテンションアプリ(Wheel Tension App = WTA)
だったんですよ。
この WTA、いい意味で "看板に偽りあり" です、
なんで「スチール製偏平スポークのアプリ」なんていうラベルにしてるんでしょうか?わかりませんが、
実際は、換算表に載ってる全種類のスポークを扱えるのに加えて、Spinergy PBO のやつ(リアルの換算表には "SPO" と書かれてますが、"PBO" が正解??)は リアルの換算表では1種類だけなのに WTA では2種類扱えます。
そしてさらにさらに、スチール製スポークの場合は、(試してませんが)換算表にない太さのスポークに関してもテンションを予測して対応できるようになってるみたいなんですよね。
ちなみに当然ながら、ParkTool スポークテンションメーター TM-1 での測定値専用となってますよ。
取説から何から全部英語なのがポタ郎にはチョイきつかった(^^;;;んですが、
がんばってざっと(ざっとかい)読みました。
ちゃんとわかってる?というツッコミには正直自信ないですが(オイ)
いちおう使えた(と自分では思ってる(^^;;;)ので解説してみますね。
※ポタ郎がわかってる(つもりの)範囲での解説なので、間違ってたらゴメンね m(_ _)m
それじゃさっそく始めますね、
まずは、さっきも出てきましたが
ParkTool スポークテンションメーター TM-1 のページ で「スチール製偏平スポークのアプリ」をクリックすると、

WTA のページ が開きます。

WTA の紹介文をスルー(^^;;;して、WHEEL SETTINGS(ホイール設定)へ。
Material(材質)のところをクリックして

今回はステンレスなので [Steel] を選択すると、
次の項目が出るので

Shape(形状)をクリックし、

丸だから [Round] を選択。
すると Thickeness(太さ)だけになりましたね、

スポークの太さを 2 mm と入力して「UPDATE」をクリックしたら、

いろいろ出ました。
これはさっき入力した、スチール、丸、2mm のスポークに対応する換算表ですね。

そしてさらにこれも。

まだ何も入力してないので "0" が並んでますが、かなりのワクワク感!!
順に見ていきましょう。
Variance(分散、ばらつき)は 5% ~ 20% まであります。後で出てきますが、テンションの平均値からのずれをどこまでOKにするか、という設定です。

ひとまずここは 20% のままにしておきますね。
そしたら次は
[3] LEFT SIDE SPOKES のところ。
TALON 29er 2 は左右16本づつスポークがあるので、
[16] を選択すると、

表がドーンと16行に!!

[3] RIGHT SIDE SPOKES のところも

同様にドーン!!

つづいて、表の TM-1 READING のところに測定した目盛りの値を入力していきますが、
スポークの測定順が、前回ポタ郎がやったのと違ってました・・・
取説 にある動画を見たところ、バルブからスタートするのは同じなんですけど、進行方向がポタ郎がやったのと逆みたいで(´・ω・`)
ホイールの左側は、バルブからスタートして反時計回りに左スポーク(ハブの左側から来てるやつ)を測定し、
ホイールの右側は、同じくバルブからスタートして時計回りに右スポーク(ハブの右側から来てるやつ)を測定
ってな感じになってました。
なので、それに合わせた順番に変更して入力していきますね。
というわけで、
左スポークの1番目の値は 21.2 なので、入力しますが・・・

なんか赤くなっちゃいました、
おまけに、21 か 22 にしろ、とまで(゚Д゚;)

まさか整数じゃないとダメなん??(´・ω・`)
と思ったんですが、
どうやら無問題みたいなんですよ(´▽`)(たぶんね)
実際にやってみましたが、小数点のある数値を入力しても、ちゃんと計算されるみたいです(なんでエラーっぽく反応するのかは不明)。
なので、文句言われても無視してドンドン入力しますね。
あそうそう、入力するときには Enterキーは押さないほうがいいです。押すと、表示の更新で無駄に待たされちゃいますよ。
全部入力したら「UPDATE」をクリックすると、

なんということでしょう、

各スポークのテンションが計算され、右側のグラフにも表示されました。
ちなみに、なぜか表示されてませんが、グラフのてっぺんが1番スポークで、時計回りに2番、3番、・・・と並んでますよ。
あと、ばらつき 20% に設定してたやつの関連の表示(WITHIN 20% LIMIT)も出てますね、
各スポークについて、緑のアイコンと赤のアイコンが出てますが、
赤いアイコンのところは、ばらつきが指定した範囲(今回の場合、平均から±20%以内)を超えてることを表してます。
なお、グラフに触るとちゃんと反応して、どのスポークのテンションがいくらか、ポップアップ表示されます。

芸コマ!!
さらにこちらも計算されてます。

いろいろありますが、この中でも特に使えそうなのが、
TM-1 Reading at 20% Limit(ばらつき許容範囲上限の、TM-1 の目盛り)と
TM-1 Reading at -20% Limit(同 下限の、TM-1 の目盛り)。
計算結果を参考にしてテンションを調整する際に、
TM-1 の目盛りだけ気にしてればいい(わざわざテンション値に変換する必要がない)わけで、超捗りますね(^^)/
最後は保存と印刷です。

細かい説明は省略しますが、ホイールの名前とかリムの型番とか、いろいろ記入する欄があります。
Notes: のところは日付や作業者名を書いたり、ホイールの状態を具体的に書いておくとか、できますね。

で、「SAVE」をクリックしたら保存できますが、保存先は ParkTool.com のサーバーになります。具体的には、
https://www.parktool.com/wta/*****(*****のところは自動生成されます)の url が割り当てられて
そこに保存されるので、この url をメモっておけば、後で開くことができます。

すでに保存されてるものの場合は上書きされます。
※一度保存したものは削除できないっぽいです
「PRINT」は解説不要ですかね、印刷したり、PDFファイルとして保存したり(自前の HDD なんかに)できます。
あと、画像はありませんが、すでに保存されてるときには「SAVE DUPLICATE」のボタンも出てきまして、
「別名で保存」ができます(新たな url が割り当てられてそこへ保存される)。
以上、ひととおり見てきましたが、超便利なアプリですよね、
こんなアプリがタダで使えるなんて、とっても太っ腹スギちゃん!!
振れ取りがもっと楽しくなるかも!?
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Re: タイトルなし * by ポタ郎
タクマ さん
> 問題はスポークテンションばかり気にして楕円になったり横振れが出てしまう事ですね。
>
> ある程度の範囲内で妥協は必要です。(経験談)
これ気を付けます。
ホイールが滑らかに回ることが大事ですもんね。
> 問題はスポークテンションばかり気にして楕円になったり横振れが出てしまう事ですね。
>
> ある程度の範囲内で妥協は必要です。(経験談)
これ気を付けます。
ホイールが滑らかに回ることが大事ですもんね。
パークのテンションメーターにこんなアプリが有ったんですね・・・
自分もMT35-26用に欲しくなりました。
問題はスポークテンションばかり気にして楕円になったり横振れが出てしまう事ですね。
ある程度の範囲内で妥協は必要です。(経験談)