2022-01-15 (Sat)
チューブレス化のメリットとしてよく挙げられるのが
クリンチャーより空気圧を低めにできることですよね(※)。
空気圧を低めにすると、タイヤの接地面積が増えてグリップが増し、
同時にクッション性が上がって乗り心地が良くなります。
※クリンチャーは空気圧が低いとリム打ちパンクを起こしやすくなるので低くしにくい
そしてさらに、
転がり抵抗が減る(!!)というのも。
この転がり抵抗なんですが、実のところ結構複雑でして、
そこをなんとかさわりだけ超ザックリ(^^;;;書きますと、
転がり抵抗は以下の2つの要素、
・タイヤの変形によるエネルギーロス(ヒステリシスロスという)
タイヤが変形したり元に戻ったりする際に熱エネルギーとして逃げる
と、
・衝撃吸収性に関するロス(インピーダンスという)
例えば、強い振動が車体やライダーに加わると走りにくい(=インピーダンスが高い)が、振動が少ないと走りやすい(=インピーダンスが低い)
から成ってまして、
これらはおもしろいことに互いに逆に効いてきます。
つまり、
ヒステリシスロスは、空気圧を上げると減少、下げると増加する
インピーダンスは、空気圧を上げると増加、下げると減少する
という特性があり、
これらの合計を小さくする(=転がり抵抗を減らす)にはどうするか
という話になるわけですが・・・
ポタ郎は専門家じゃないのでこれくらいにしときます(^^;;;
ネットでいろいろ見れるので興味がある人はそちらもどうぞ。
というわけで、なんかいろいろ書きましたが、
実はポタ郎、もともとはいまいちピンときてなかったんですよ、
それどころか、
空気圧が低いと転がりづらくなるんじゃ??
くらいに思ってました。
ですが、空気圧を低くしたほうがイイことを実感した出来事があったんです。
TALON 29er 2 を チューブレス化 したのは半年ほど前のこと。
※タイヤは Vittoria TERRENO G2.0 XC-Race TLR 29×2.1
Vittoria TERRENO の空気圧の指定は 2~4bar または 29~58psi となってまして、
当初は40psiくらいの空気圧で走ってました。
これでもわざと低めにしたつもりだったんですよ、
以前は(クリンチャーで)50~55psiとかにしてたから。
走った感じは、
(Vittoria TERRENO が)セミスリックベースだからということもあって
街乗りにはピッタリで走行音は静かだしスピードを上げやすいし段差もガンガン行けるし、
サイドのノブがちゃんと効いてコーナーリングも安定、さらに
ちょっとしたオフロードもメッチャ走りやすい!!
こりゃあいいタイヤだわぁ(´▽`)
と思ってました。
なんですけど、
北条に行った 際に、路面からのショックを若干強めに感じた気がしたんですよね(´・ω・`)
ただそのときは、しばらく自粛しまくってたせいで体がなまったからだと思って
それ以上深くは考えませんでした。
で、しばらく経ってから、
ある日ふと思って空気圧を30psiくらいまで落としてみたらビックリ!!(◎_◎;)
乗り心地がさらに良くなったうえに走りは軽いまま(∩´∀`)∩ワーイ
だったんですよ!!
ここまで空気圧を下げるとタイヤの変形はそこそこ大きくなるので
ヒステリシスロスは増えてるハズなんですが、
クッション性がUPすることでインピーダンスが減って
うまい具合に相殺された、と考えられるんじゃないでしょうか??(違ってたらゴメンね)
それ以来というもの、ずっと30psi(もうチョイ低いときもある)で走ってます。
大洲に行ったとき (1) (2) も30psiでした。
河原でヒャッハー(^^;;;もして70km走っても快調の一言でしたね(*^^)v
自分のバイクの空気圧を
いったん決めたらずっと一定に管理してる人、いるんじゃないかと思います。
ポタ郎もそうでした(サボりまくってるのは置いといて(^^;;;)が、
ためしに低くしてみたら、その方がずっとイイことに気づきました。
いつもの空気圧をわざと変えてみると
意外と何か新しい気づきがあるかも!?(^o^)/
クリンチャーより空気圧を低めにできることですよね(※)。
空気圧を低めにすると、タイヤの接地面積が増えてグリップが増し、
同時にクッション性が上がって乗り心地が良くなります。
※クリンチャーは空気圧が低いとリム打ちパンクを起こしやすくなるので低くしにくい
そしてさらに、
転がり抵抗が減る(!!)というのも。
この転がり抵抗なんですが、実のところ結構複雑でして、
そこをなんとかさわりだけ超ザックリ(^^;;;書きますと、
転がり抵抗は以下の2つの要素、
・タイヤの変形によるエネルギーロス(ヒステリシスロスという)
タイヤが変形したり元に戻ったりする際に熱エネルギーとして逃げる
と、
・衝撃吸収性に関するロス(インピーダンスという)
例えば、強い振動が車体やライダーに加わると走りにくい(=インピーダンスが高い)が、振動が少ないと走りやすい(=インピーダンスが低い)
から成ってまして、
これらはおもしろいことに互いに逆に効いてきます。
つまり、
ヒステリシスロスは、空気圧を上げると減少、下げると増加する
インピーダンスは、空気圧を上げると増加、下げると減少する
という特性があり、
これらの合計を小さくする(=転がり抵抗を減らす)にはどうするか
という話になるわけですが・・・
ポタ郎は専門家じゃないのでこれくらいにしときます(^^;;;
ネットでいろいろ見れるので興味がある人はそちらもどうぞ。
というわけで、なんかいろいろ書きましたが、
実はポタ郎、もともとはいまいちピンときてなかったんですよ、
それどころか、
空気圧が低いと転がりづらくなるんじゃ??
くらいに思ってました。
ですが、空気圧を低くしたほうがイイことを実感した出来事があったんです。
TALON 29er 2 を チューブレス化 したのは半年ほど前のこと。
※タイヤは Vittoria TERRENO G2.0 XC-Race TLR 29×2.1
Vittoria TERRENO の空気圧の指定は 2~4bar または 29~58psi となってまして、
当初は40psiくらいの空気圧で走ってました。
これでもわざと低めにしたつもりだったんですよ、
以前は(クリンチャーで)50~55psiとかにしてたから。
走った感じは、
(Vittoria TERRENO が)セミスリックベースだからということもあって
街乗りにはピッタリで走行音は静かだしスピードを上げやすいし段差もガンガン行けるし、
サイドのノブがちゃんと効いてコーナーリングも安定、さらに
ちょっとしたオフロードもメッチャ走りやすい!!
こりゃあいいタイヤだわぁ(´▽`)
と思ってました。
なんですけど、
北条に行った 際に、路面からのショックを若干強めに感じた気がしたんですよね(´・ω・`)
ただそのときは、しばらく自粛しまくってたせいで体がなまったからだと思って
それ以上深くは考えませんでした。
で、しばらく経ってから、
ある日ふと思って空気圧を30psiくらいまで落としてみたらビックリ!!(◎_◎;)
乗り心地がさらに良くなったうえに走りは軽いまま(∩´∀`)∩ワーイ
だったんですよ!!
ここまで空気圧を下げるとタイヤの変形はそこそこ大きくなるので
ヒステリシスロスは増えてるハズなんですが、
クッション性がUPすることでインピーダンスが減って
うまい具合に相殺された、と考えられるんじゃないでしょうか??(違ってたらゴメンね)
それ以来というもの、ずっと30psi(もうチョイ低いときもある)で走ってます。
大洲に行ったとき (1) (2) も30psiでした。
河原でヒャッハー(^^;;;もして70km走っても快調の一言でしたね(*^^)v
自分のバイクの空気圧を
いったん決めたらずっと一定に管理してる人、いるんじゃないかと思います。
ポタ郎もそうでした(サボりまくってるのは置いといて(^^;;;)が、
ためしに低くしてみたら、その方がずっとイイことに気づきました。
いつもの空気圧をわざと変えてみると
意外と何か新しい気づきがあるかも!?(^o^)/
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Re: No Subject * by ポタ郎
タクマ さん
30psiは指定範囲内ながら下限に近いから最初はチョイ不安だったんですけど
何のことはないメッチャ余裕みたいですね、街乗りだと特に(^^;;;
路面状況に合わせていろいろ変えてみたいです。
30psiは指定範囲内ながら下限に近いから最初はチョイ不安だったんですけど
何のことはないメッチャ余裕みたいですね、街乗りだと特に(^^;;;
路面状況に合わせていろいろ変えてみたいです。
No Subject * by potaiko
ポタ郎さん、こんばんは。
potaikoと申します。
「インピーダンス」、大変勉強になりました。
日頃体感していることに繋げて考えると、なるほどという感じです。
今後、空気圧を下げて試してみたいと思います。
なお、拙ブログで貴記事を引用(リンク)させていただきました。
不都合あれば訂正しますので、おそれいりますがその旨ご指示いただけると幸いです。
potaikoと申します。
「インピーダンス」、大変勉強になりました。
日頃体感していることに繋げて考えると、なるほどという感じです。
今後、空気圧を下げて試してみたいと思います。
なお、拙ブログで貴記事を引用(リンク)させていただきました。
不都合あれば訂正しますので、おそれいりますがその旨ご指示いただけると幸いです。
Re: No Subject * by ポタ郎
potaiko さん
さまざまな考察を加えたバイクいじりの記事など、いつも興味深く見させてもらってます。
> なお、拙ブログで貴記事を引用(リンク)させていただきました。
わざわざご報告ありがとうございます。
特に書いてませんがリンクOKです(^o^)/
さまざまな考察を加えたバイクいじりの記事など、いつも興味深く見させてもらってます。
> なお、拙ブログで貴記事を引用(リンク)させていただきました。
わざわざご報告ありがとうございます。
特に書いてませんがリンクOKです(^o^)/
空気圧の設定って悩みますよね。
タイヤだけでなくリムの幅でも多少なりとも変わってくるので・・・
でも太さと現在の空気圧だけで見たら一般的なMTB用タイヤの推奨範囲って感じですね。
MTBの場合は走行する範囲がマルチパーパスなので、空気圧のセッティングだけでも乗った感触が大幅に変わるのが面白いと思います。(舗装路×でも不整地は○とか)